EasyJsonParser
直感的なドット記法でJSONデータにアクセス可能なプラグイン
概要
EasyJsonParserは、Unreal EngineでのJSON処理を簡素化するプラグインです。エレガントなドット記法アクセスシステムを採用しており、複雑なデータ構造の操作が直感的かつアクセスしやすくなっています。
プログラミング経験が限られている開発者でも、このプラグインを使用することで、JSONデータを簡単に解析して活用することができます。
主な機能
- シンプルなドット記法によるJSONデータへのアクセス
- 複雑なネストされたJSON構造のサポート
- 配列要素への簡単なアクセス
- C++とBlueprintの両方での完全サポート
- 高速で効率的なパース処理
使用例
Json 文字列または Json ファイルをロードした後、アクセス文字列を指定して値を取得します。

アクセス文字列の指定
ドットをつなげて取得したい値へのパスを指定します。
単純なケース
次の単純な Json から “prop” 値を取得するためのアクセス文字列は prop です。
{
"prop":"abc"
}
オブジェクトの階層構造がある場合
下図のような階層構造の場合は、ドットで接続してアクセス文字列を作成します。 以下の例では、objオブジェクトの prop プロパティを取得するため、アクセス文字列は obj.prop となります。
{
"obj":
{
"prop":"abc"
}
}
配列が含まれる場合
以下のような配列の場合、どの配列要素を使用するかをインデックスで指定してください。 例えば2番目のプロパティを取得したい場合は、obj[1].prop となります。 1番目のプロパティを取得したい場合は、obj[0].prop となります。
{
"obj":[
{
"prop":"abc"
},
{
"prop":"def"
}
]
}
タイプ別に値を取得
Jsonから値を取得するために、次の4つの関数が提供されています。

- ReadInt(int)
- ReadFloat(float)
- ReadString(string)
- ReadBool(bool)
“AccessString”にアクセス文字列を入力して”DefaultValue”にデフォルト値を入力します。
指定した値がJSONに存在しない場合は、デフォルト値が返されます。
オブジェクトを取得する
値の代わりにオブジェクトとして取得する 「ReadObject 」と 「ReadObjects 」メソッドもあります。
このメソッドはオブジェクト型のプロパティでしか使用できません。
ReadObjectは1つのノードオブジェクトを取得します。
ReadObjectsは複数のオブジェクトの配列を取得します。
下図のように、階層の途中にあるオブジェクトを取得し、そのオブジェクトのプロパティを取得するために使用できます。

FAQ
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